あなたに愛言葉、届きますか?

自分より9.5㎝小さい自担を応援中

いつか永遠と呼べるまで

 

 

「この世に”絶対”はない」

 

 

そう思わせる数か月だった。

 

 

 

絶対CDを出してくれる

 

絶対ツアーをやってくれる

 

絶対アイドル活動を続けてくれる

 

 

そんな保証はどこにもないし、誰も約束はしてくれていないのに

私はこの”絶対”に100%の信頼をおいていた。

 

 

 

 

2018年4月15日

 

私の”絶対”はあっけなく崩れた。

 

 

一生アイドルでいてくれるんじゃないの?

 

まだまだ悔しいんじゃないの?

 

メンバーが好きなんじゃないの?

 

ねえ、なんで?

 

 

1ミリも納得できなかった、納得したくなかった。

 

 

 

数日前に報道がでたとき、私は全く信じていなかった。

 

だって彼だよ??

ソロで活動しててもグループ名を叫んでくれる彼だよ??

今更そんなことあるわけなくない??

 

 

でもだからこそダメージが大きかった。

 

信じていたのに裏切られた、そんな気持ちが大きかった。

 

 

 

 

 

しばらくはどうやって過ごしていたのか分からない。

 

でも情緒不安定とはこのことを言うんだなって痛感させられた。

いつ泣くのか自分でも分からなかった。

応援することに冷めたのかも分からなかった。

 

家にいるときはずーーーーーーーっとつけていたテレビも見なかった。

曲なんて聴けるなずもない。

 

7人でいるところを見れる期間は限られているのに、

もう見ることができなかった。

 

 

 

6月になると最後を実感することが増えてきた。

 

でも、1つ終わりを迎えるたびに

ますます理解できなかった。

 

泣きそうなのになんでそこから離れるの?

 

7人のなかで1番泣きそうなあなたが不思議で仕方なかった。

 

 

そんな顔しないでよ。

せっかくあなたの背中を押す覚悟をしたのに。

必死で引き留めれば残ってくれそうな希望を見せないでよ。

 

 

 

「嫌いになれたら楽なのに。」

 

 

めちゃくちゃ思った。

 

楽しくアイドルを応援していたかった。

 

 

私がきっとオンリー担なら彼のことだって嫌いになれただろうし

ダメージも少なかったのかもしれない

 

 

でもそうなれないのは

7人ひとりひとりが好きで、7人でいる姿が大好きで、

自担なんて建前くらいでしか存在しないくらい、7人全員がたまらなく大好きだからなんだと思う。

 

 

他グループを応援している友達に

「離れても応援するとか、なんでそんな綺麗ごと言えるの?」

とか

「私なら離れた時点で嫌いになるわ」

ってめっちゃ言われた。

 

 

 

正直、「黙れ」って思った。

 

性格が悪いのは自覚している。

 

でも、私が経験した数ヵ月は

脱退を経験したことのないグループを応援してる人たちには想像できないほど苦しかったわけで、

こんな気持ちなんて分かりっこないくせに意見しないでよって思った。

 

 

『私なら』

って言葉に死ぬほど腹立った。

 

なんであなたの応援しているグループは脱退していないのに、

わざわざ脱退を想像するわけ??

 

 

こんなに苦しいんだよ?

簡単に共感した気持ちでいないでよ。

 

彼らに1円も払っていないのに

メンバーとファンの関係に口出さないでよ。

 

私たちだって応援しなくていいならそこに逃げたいのに

それができないから苦しいんだよ。

 

 

分かったような口きかないでよ。

 

 

 

でも、きっと彼の担当さんからしたら

私だって同じような存在なのかもしれない。

 

 

私の妹は彼の担当。

いくらファン歴が浅いとはいえ、妹は真剣に彼に向き合っていたし

全力で応援していた。

 

そんな妹が、ツアーの初日にセトリが出てきたときに

「もうセトリを見て喜んだり文句言ったりすることができないんだ」

と私の目の前で大泣きし始めた。

 

その時私は

自分も知った気でいたけどあくまで私も外野の一部なんだ

と気づかされた。

 

 

今回のことで

妹をはじめ、彼を応援していた人の気持ちを理解するなんてできない

 

 

苦しい、悲しい、と思っていても、

 

「あなたにはまだ、応援している人がそこにいるでしょ?」

 

と片付けられてしまう。

 

 

でもそれは仕方ないことで、

実際に私の自担は今日もアイドルをしている。

 

 

 

 

私は今回のことを経験するまで、「自分のとこは絶対ないだろう」と余裕をぶっこいていた。

 

 

 

でもこの世に”絶対”は存在しなかった。

 

その”絶対”の存在を、自分の大好きな人たちに否定されてしまった。

 

 

彼らだって”絶対”を信じていたはず。

 

それが苦しかった。

 

 

《いつか永遠と呼べるまで》

 

そう歌っていた彼らをずっと見ていたかった。

そこに向かう彼らをずっと応援していたかった。

 

 

 

私が応援しているアイドルは、絶対の存在ではない。

 

いつ気が変わるか分からない。

 

いつステージに立てなくなるか分からない。

 

そんな脆い存在なんだと思った。

 

 

今、この瞬間、アイドルでいてくれることを当たり前だと思ってはいけないんだと思った。

 

 

 

 

とても苦しい時間だった。

 

こんな想いするくらいなら好きにならなければよかった、

と、たくさん思った。

 

でもそれと同じくらい、いやそれ以上に

あなたたちに出会えてよかった、

と、思った。

 

矛盾しているんだけど、とにかくそう思った。

 

 

あなたたちに出会わなければ

 

こんなに楽しい時間は過ごせなかった、

こんなに笑うことはなかった、

こんな素敵な曲に出会うことはなかった、

 

苦しくて泣きたいほど好きになる気持ちを知ることはなかった。

 

 

 

きっと2018年を振り返ったとき

 

こんなに苦しい年はないだろうな、

と思うのと同時に

 

誰かを好きになってよかったとこんなに思った年はないだろうな

と思う。

 

 

正直、メンバーが離れることでこのことを実感したくはなかった。

 

 

もし、これからも7人でいてくれたら

違う場面で思わせてくれたかもしれない。

 

 

 

でももう”その時”は、残念ながらやって来ない。

 

 

 

 

 

 

私はGR8ESTを3公演入った。

 

そして入った3公演すべて泣いた。

 

 

テレビで6人でいるところを見て来たから

もう平気だろうと思った。

もう慣れただろうと思った。

 

だけど、そんなことはなかった。

 

 

口には出せなかったけど、

 

「この場に彼がいたらどう盛り上がったんだろう」

 

「ここは彼にしか歌ええないな」

 

「前に3人しか立っていないのが寂しいな」

 

「なんか、6人無理してないかな…」

 

って毎公演思った。

 

 

私は楽しむつもりで会場に足を踏み入れた。

 

でも気が付いたら涙が流れて、止まらなかった。

 

 

これが、彼らが選んだ道なんだと

現実を突きつけられた。

 

 

 

きっと、7人で色んな景色を見過ぎたんだ

 

きっと、7人に色んな所に連れて行ってもらい過ぎたんだ

 

 

だから今更あなたがいない景色は、あまりにも殺風景に見えてしまう

 

 

でもだからと言って

今のメンバーを応援したくないわけじゃない。

 

むしろ、応援したいって思った。

これからも付いて行きたいって思った。

 

 

今回のことを経験してから、

6人は色んな気持ちを私たちに発信してくれた。

 

その気持ちを聞いて、彼らを嫌いになれなかった。

 

 

 

応援したいとは思っていても

6人に慣れることはないだろうし、慣れたいとは絶対思わない。

 

 

きつい言い方をしてしまえば

私にとっては7人を超えることは永遠にない。

 

 

それは私が好きになったのは7人だから。

 

7人が最強で最高の姿だから。

 

 

 

でも、そんな大好きな7人が選んだ道だから、

私は全力でそれを応援したい。

 

彼らが『これからも6人について来い』って叫んでくれるなら

 

彼が『6人を可愛がれ』と言ってくれるなら

 

私はそんな彼らに付いて行く。

 

 

 

 

 

 

eighterになってから日は浅いけど、たくさんの笑顔と勇気と元気と幸せをもらった。

 

この判断が正しかったのかどうか、それはまだ誰にも分からない。

 

だけど、あなたたちならどんな困難も乗り越えてくれるはず。

ピンチをチャンスに変えてくれるはず。

 

私が好きになった関ジャニ∞はそんな人たち。

 

 

 

何が正解か、何が間違いか。

 

私には分からないけど、

今日もみんなが「自分は幸せだ」と思っていてくれれば

それがすべてだと思う。

 

 

これから先、7人全員が幸せを感じる瞬間が1分1秒でも長いことを願ってます。